わんわんのひとりごと

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オープンキャンパス<日程や場所> ①東大・一橋・東工大・東京外大・横国まとめ

突然ですが、大学選ぶときに参考にすることは何でしょうか。偏差値、就職に強いかどうか、国公立か私立か、都会か田舎かなどなど…人それぞれ違って構いませんし、自分なりの優先順位があってよいと思います。そのなかで、私がおすすめしたい選考基準は大学の雰囲気です。どのような環境にキャンパスがあるのか、建物は新しいか古いのか、キャンパスは広いのか狭いのか、何でもいいです。

 

とにかく今後4年間は通う学校なのですから、毎日通いたいと思えるところのなのか自分の目で確かめる必要があります。ではどうしたらよいか、そうです。

 

オープンキャンパスです。

 

今回から何回かに分けて紹介します。 

下記の情報は変更になることがありますから、参加希望の方は必ず各大学のHPなどでご確認ください。

 

東京大学  ~高校生のためのオープンキャンパス

【実施日時】2019年8月7日(水)・8日(木) 10時~17時

【実施場所】東京大学本郷地区キャンパス(東京都文京区本郷7-3-1)

【参加登録期間】2019年7月10日(水)17:00~8月8日(木)
【事前申込期間】2019年7月17日(水)17:00~7月31日(水)

【実施内容】模擬授業、研究室等の見学、本学教員・学生とのディスカッションや質疑   応答のほか、大学・学部説明会など

 

東大のオープンキャンパスは私が高校二年生の時に参加したことがあります。最初に言いますが、絶対行くべきです。なぜか、日本一といわれる大学の教室で、レベルの高い講義を聞け、東大学食でお昼ご飯を食べ、まるで一日東大生のような気分になれます。定員各日1万人程度と本当に規模の大きく充実したオープンキャンパスです。ただし、多くの講座で定員が設けられているので参加希望の方は要注意です。

 

www.u-tokyo.ac.jp

 

 

一橋大学

【実施日時】2019年7月28日(日)

【実施場所】国立キャンパス(東京都国立市中2-1 )

 ただし、「学生寮見学ツアー」のみ小平国際キャンパス

【参加申込日】6月30日(日)10:00~

【実施内容】学部長挨拶、学部概要説明、模擬講義、学生生活相談コーナー、図書館見学、本学学生によるキャンパスツアー・受験生相談会、映像で知る一橋大学学生寮見学ツアーなど

 

一橋大学オープンキャンパスも高校2年生の時に参加しました。こちらは東京大学オープンキャンパスと違い「本当に一橋大学に入学したい」「一橋大学のことをよく知りたい」という人が多くいた印象です。(個人的な感想ですが)とくに記憶に残っているのが「受験生相談会」です。これから先の受験勉強について一橋在学生の方に相談できたことは本当に意味がありました。こちらも申し込み日がありますのでお気をつけください。


www.hit-u.ac.jp

 

 

東京工業大学

【実施日時】2019年8月10日(土)10:00 - 16:00

【実施場所】大岡山キャンパス(東京都目黒区大岡山2丁目12-1 )

【参加申し込み期間】6月下旬から

【実施内容】模擬講義、講演会、研究室公開など

 

こちらは完全に理系大学、東京工業大学。研究の風景や最新技術の見学などまさに知の宝庫といえます。もちろん言ったことがないのですが、文系志望の私も学生時代行っておけばよかったと今少し後悔しています

 

admissions.titech.ac.jp

 

 

 

東京外国語大学

【実施日時】2019年7月20日(土)

【実施場所】府中キャンパス(東京都府中市朝日町3-11-1)

【申し込み期間】2019年6月23日(日)~

【実施内容】大学説明、模擬授業、各種相談会、キャンパスツアー

 

東京外国語大学。英語が苦手だから……と考えてしまう方、そういう人こそオープンキャンパスに参加してみてください。留学相談であったりグローバルな模擬授業など他の大学にはない雰囲気でオープンキャンパスが展開されていきます。

 

 

 

横浜国立大学  実施間近!!

【実施日時】2019年6月15日(土)12:00~17:00

           16日(日)10:00~15:00

【実施場所】横浜国立大学横浜市保土ケ谷区常盤台79‐1)

【事前登録期間】5月24日(金)16:00~6月16日(日)23:59

【参加予約期間】5月24日(金)16:00~6月14日(金)23:59                  

※予約が必要な企画は一部です。

【実施内容】学部・学科等の紹介、入試説明、模擬授業、学部・学科等個別相談等(教員・学生等)、中央図書館の開放、各センター紹介、キャンパスツアーなど

 

こちらは東京ではなく横浜。恥ずかしながら横国オープンキャンパスどころかキャンパスにも行ったことがありません。ちなみに横浜と聞くと中華街やみなとみらいなど「都会」のイメージがありますが、キャンパスはそんな都会の真ん中にあるわけではありません。知人の在学生に聞いたところ自然もあっていいところとのことでした。こうした雰囲気を知るのにぜひ参加してみてください。

www.ynu.ac.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京大学入学式 上野千鶴子氏の言葉から

今日は先月行われた東京大学入学式にて上野千鶴子が述べた祝辞について考えたいと思います。まず読んでみてください。
(以下の部分の前に大学医学部の不正入試問題に触れました)

 

 

あなたたちはがんばれば報われる、と思ってここまで来たはずです。ですが、冒頭で不正入試に触れたとおり、がんばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています。そしてがんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。あなたたちが今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひと...たちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。
あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。

(東京大学HPより引用)

 

 

これは現実です。たしかに東京大学にトップで合格できるような人は生まれながら持つ才能で受験を成功させた人もいるかもしれません。しかし、そうではない人が大半です。その多くの人が並々ならぬ努力をしてきました。努力は裏切らないと信じて

ですが、上野氏はこれを否定したのです。

頑張っても報われない人が社会にたくさんいます。理不尽な扱いを受けることもあることを伝えていただいたのです。(まだ学生である私はそれを肌で実感したことはありませんが。)

 

さらに上野氏は周囲の環境についても言及しました。今の自分があるのは家族や友達、先生をはじめ学校や予備校という存在、教科書や参考書などあらゆる事物のおかげです。当たり前に存在していたからこそ気づかなかったかもしれません。

 

そのうえ上野氏はそれらの十分な環境を得られなく努力すらできない人のことにも目をむけるよう促しているのです。

 

それを日本最高峰の大学、東京大学の新入生に向けて述べたということに大変意味があると思います。今回は一部のみ取り上げましたが、ぜひ全文を読んでいただきたいです。

電車での過ごし方③読書

③読書

これは実はおすすめです。読書には大きく二つあります。それは「勉強に関係がある読書」と「自分の好きな本を読む読書」です。

 

 

まず、「勉強に関係ある読書」から。

一分一秒無駄にしたくないという人にはおすすめです。

例えば教科書。私は日本史と世界史の両方で受験しましたが、とくに苦手だった世界史を中心に読んでいました。いわゆる教科書の精読です。なかなか自習で教科書を読むことがなかったので知識を整理するという意味では大変有効でした。ただし、雑音が多いためなかなか内容が頭に入らないこともあったのは反省です。やはり教科書の精読は静かかつ落ち着いた環境でやるのが最適です。

またもう一つの例として新書です。私が読んだうち一冊紹介します。

それは大和書房の「東大現代文で思考力を鍛える」です。この本は東大を受験するかは別として、全受験生におすすめです。実際に東大の入試で出題された問題を著者の出口汪氏が解説する形式で東大が求める価値を教えてくれます。ぜひ読んでみてください。

このように受験に役立ちそうな勉強に関係ある本を読むことは大変有意義だと思います。

 

 

二つ目に「自分が好きな本を読む読書」について。

これはどんな本でもいいです。小説・漫画・ビジネス本…日々の勉強の中の息抜きの読書という位置づけですね。一日○○ページと決めて習慣化するのもいいですし、自分で設定した勉強の一日のノルマを達成したら好きな本を読めるなど工夫はたくさんあります。

 

もし読書しようか迷っているならとりあえずしてみましょう。いつも帰る時間は混んでいて座ることは少ないからできない、とか教科書読み始めたら授業の復習になってよかったなど予想外のこともあります。まず読んでみることが大事ですからぜひ明日から始めてみてください。

東京大学 第92回 五月祭レポート

 

5/18と5/19で東京大学本郷・弥生キャンパスにて行われた学園祭、「五月祭」にお邪魔してきました‼

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赤門前の大盛況ぶり

 

 

毎年約15万人の来場者数を数えるだけの日本屈指の学園祭であり、 入り口から多くの人であふれていました。

 

また、今年のテーマ <おもしろい>が、交差する。はそれぞれのブースに「おもしろい」というスポットをあてていました。東大という学問の最高峰大学でテーマにあえて「おもしろい」という多様性のあるワードを用いている点はまさにおもしろいですよね。

 

さて、五月祭の雰囲気を一部ではありますが紹介します。

 

 

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屋外模擬店がずらり


まず、学園祭といえば飲食模擬店ですね。タピオカドリンク、牛串、焼きそばなど定番が並ぶ中、揚げアイスケバブ米粉チジミなど我が道を行くスタイルの模擬店が多かったです。ちなみに私が食べた「抹茶&黒蜜ワッフル」はその模擬店名である「令和ッフル」というのに惹かれて買ってしまいました。

 

またこんなユニークな模擬店も東大温泉サークルが企画した足湯体験です。タオルの準備など衛生管理も徹底していました。

 

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本格的な設備ですね

 

次にステージの紹介です。セントラルステージを中心に医学部広場や図書館広場工学部広場などでダンス・民族舞踊・サイエンスショー・ミュージカル・弁論大会などなど様々な企画が催されました。大変興味深いものだらけでした。

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ダンスは大盛り上がり

 

そしてなんといっても屋内企画です。さすが東大生といえる企画ばかりで、すべての企画を回れれば(400を超える企画があり一つ一つが充実しているのでまず無理です)雑学王というか真のものしりになれるに違いありません。

 

いくつか紹介します。

地球博2019・WINE GEEKS BAR (ワイン同好会)・VR飛行体験・近未来体験2019などなど

 

ここで企画とは関係ありませんが、五月祭の工夫について紹介します。

 

まずはごみステーション

これは学内に10以上あり、ごみをプラスチック、紙類、ペットボトル、缶ビンなどに分別する場所です。これがあるので大量に出るごみを効率よく分別できるほかポイ捨ての防止など学内環境をきれいに保てます。

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次にアルコールパスポート

これは案内所で身分証明書の提示と引き換えに発行されるものです。このパスポートを手首に巻いて酒類を購入できるというシステムになっていました。しかもお酒飲んでいる人に実行委員が必ずパスポートを持っているか声をかけながら見回るという徹底ぶり。恐れ入ります、、、

 

最後に五月祭を運営した実行委員会の皆様の努力には頭が上がりません。来場者への迅速な対応、企画の調整、学内整備、宣伝広報、各企業との打ち合わせなど多くの業務をこなす委員の方々には本当に尊敬しております。すてきな五月祭を楽しませていただきました。ありがとうございました。

 

以上簡単ではありましたが五月祭の紹介でした。控えめに言っても充実した一日でした。五月祭は本日で終了ですが、秋に駒場祭もありますからそちらも楽しみです。

 

電車での過ごし方②数学の問題を解く

②数学の問題を解く

 

意外でしょうか。①の単語と真逆ではないかと思った人もいるかもしれませんが、私の経験上かなりおすすめです。自分が得意な分野、例えば関数、確率、積分何でも構いません。

 

ただしおすすめはクリップボードを用意することです。ただの紙やノートではきちんとかけずイライラするだけですから(笑)

 

ではなぜ数学の問題を解くのがおすすめかというと…

地味に集中力が持続するから。

 

前提として電車の中はうるさいです。ガタンガタンと鳴り響く電車の騒音、おしゃべりが止まらない奥様方、爆音で音楽を聴く大学生、などなど…すると単語をしようとするとなかなか集中できないことがあります。そんな時に有効なのが数学なのです。

すぐに答えが出ないですから、考えている時間や手を動かす時間を通して自然と集中モードになって周りの騒音が気にならなくなりました!

 

もちろん数学以外でも私の理系の友達Nは物理の計算をよくやっていたと話していましたから、理科の計算でもよいです。計算をするのは多くの人が面倒でやりませんが、勉強効果は抜群です。ぜひ実践してみてください。

 

ちなみに私は

・数学の良問プラチカ(河合出版)

大学への数学1対1対応の演習(東京出版編集部)

・予備校のテキスト

を中心に問題を解きました。

 

今後おすすめのテキストなども紹介していきますのでよろしくお願いします。

「浪人」の意味

突然ですが、みなさんは「浪人」という言葉の由来をご存じですか。下に大辞泉小学館)より引用した意味を紹介します。

 

 

【浪人】
1 古代、本籍地を離れ、他国を流浪している者。浮浪人。

 

2 (「牢人」とも書く)中世・近世、主家を自ら去ったり、あるいは失ったりし  た武士。江戸時代には幕府の大名取りつぶし政策などにより著しく増加し、政治・社会問題となった。浪士。

 

3 入学試験や入社試験に不合格となり、入学や就職ができないでいる人。また、職を失って、きまった職のない人。「一年―して志望校を目ざす」

 

当然ですが現代で使う言葉は3ですね。しかし、本来の由来は1200年以上前にさかのぼります。今回は1の意味について掘り下げます。

 

まず、律令制が根底にあります。律令制で有名なのは645年の大化の改新や701年の大宝律令ですね。小学校でも習う用語です。
律令の律は刑法、令はそれ以外の行政上必要な諸法規の集成で、この法体系を機軸に国家の諸制度が整えられたのです。省庁や刑罰、租税システムなどが制度化され中央集権国家が確立しました。8世紀(奈良時代)の前半には、律令制による中央集権が強力に推進され、貴族層の社会的・経済的発展を反映して、華やかな貴族文化が栄えました。


ですが、繁栄したものには衰退がつきものです。早急な権力集中化を目ざして導入された律令制に現実の土地や人民の存在形態との矛盾が明らかになりました。つまりは国民が苦しみ始めたということです。結果として増加したのが浮浪人です。ちなみにこの浮浪人たちは本籍地を離れても所在は明確で調庸(調→諸国の産物を納める・庸→労働の代わりに麻布を納めること)はきちんと納めていたという点は面白いです。

 

さて、この古代の浮浪人と現代の浪人生とを比べてみますか。

 

共通点は浮浪たちは重い税負担に耐えるだけの能力がなかったといえます。同様に現代の浪人生たちは第一志望大学に合格できるだけの能力がなかったといえます。

 

相違点は古代の浮浪たちは私度僧(国家の許可なく出家すること)や寺社での労働などいわゆる逃げ道があったことに対して、現代の浪人生にそうした抜け駆けはありません。一年、二年とひたすら勉強して見事合格を手にできたときだけ、浪人生脱却ができるのです。

 

なかなか無理があったかもしれませんがこうして歴史と現代の言葉をつなげるとなかなか楽しいものがあります。皆さんもぜひ自分で気になるものを調べてみてください。

※参考 日本大百科事典 大辞泉 日本史用語集

電車での過ごし方①単語

受験生が直面する課題の中に電車での過ごし方があると思いますから、私のおすすめを複数回に分けてお話しします。

 

①単語

 

これは定番ですね。単語とは大きく英単語古文単語があります。自分で作ったもの、市販された単語帳、はたまたスマホアプリでも構いません。なんでもいいので単語に触れるべきです。

 

ではなぜ隙間時間に単語をやるべきなのか。

 

最大の理由は机に向かって勉強するときに単語をやること自体、時間がもったいないから。たしかに紙に書いて覚えたい!静かなところで単語をやりたい!という気持ちも分かりますし、自習室等で単語をやってはいけないというわけではありません。しかしながら、そうしたいわゆる「整った環境」においては思考力を必要とする問題や集中力を必要とする問題(例えば英語長文、歴史の論述問題、物理の計算問題など)に時間を割くべきです。そうした問題を電車の中でやるには高度すぎますよね。だからこそサクサクできる単語が電車の中では効率的なのです。

 

もちろん受験本番までの時間や一日の勉強時間によって個人の取り組みに違いはありますが、私や友達は必ず電車の中で単語の時間を取り入れてました。おかげで一年間で英単語帳は5週しました。ぜひやってみてください。

 

今後おすすめの単語帳などより具体的な話をしますので待っていてくださいね。